今、思うこと。1「住宅会社の選び方は予算で変わる」

こんばんは。
エムワンの三村です。

私が日々考えていることを
今、思うこと。というタイトルでブログを書いていこうと思いました。
家づくりのことはもちろん、全く関係ないことも書くかもしれません。
ご容赦ください。

今日は「住宅会社の選び方」について考えました。
家選びは会社選びからです。
会社選びに失敗すると良い家には住めません。

私たちエムワンは「高断熱・高気密の家」「耐震に優れた家」「空気環境の良い家」など、
いわゆる高性能住宅をつくっています。
ただ単に建物をつくって売っているのではなく、これから60年先でも快適で愛される家をつくっています。
私たちのような住宅会社や設計事務所は住む人の人生の応援者として家づくりをしなければならないと
思っています。

そのため、どうしてもイニシャルコスト(土地代や工事費など)よりもトータルコスト(ランニングコストやメンテナンス費用など)を重視しがちで、建売住宅やローコストメーカーさんよりも
イニシャルコストが高くなってしまいます。

なるべく抑えたいのですが、今でもかなり限界まで安くしているつもりです。
例えば最近建てたお家は34坪の2階建、UA値0.38、C値0.1、許容応力度計算で耐震等級3、外壁はサイディングですが高価で高耐久のもの、屋根ガルバ、改質アスファルトルーフィング、無垢床、オール樹脂サッシ、太陽光発電パネル7kW、蓄電池9.9kWh、第一種換気システム全熱交換、外構関係、その他諸々全て合わせて3500万円でした。税別です。

私としてはかなり安くつくっているつもりです。
なるべく良いものを安く提供したいと考えています。
そのため、少人数で働き固定費をあまりかけずに工事できているかと思います。

しかし、世の中の住宅会社の全てがそういうわけではなく。
建売だけど金額を安くして顧客の数でやっていくんだ!という会社だってありますし、
それが間違いではないと思っております。
実際、どんどん新しい建売住宅ができていっておりますし、安いというのはかなりの武器です。
その代わり仕様が安かったり、快適性がなく、建物の劣化が早いなどデメリットは大きいと思います。

逆に、高性能すぎてイニシャルコストが倍近くの金額差があったりして、
「ちょうど真ん中の家持ちたい世代」というボリュームゾーンが望む価格とデザイン・性能の家を
つくる住宅会社は少ないように感じます。

つまり、家の選び方は「お金」でほとんど決まってしまうというのが私の今、思うこと。です。

建物にかけられる予算が2000万円〜2500万円の方は、ローコスト住宅や安さを売りにしているハウスメーカーさん、建売住宅を選ばれたら良いかなと思います。

建物にかけられる予算が4000万円〜の方は高級志向の工務店さんやハウスメーカーさんを
選べば良いかなと思います。


2500万円〜4000万円の間くらいの住宅をつくるのが私の事業であると思います。

まとめると
・良い家は会社選びから始まる
・良い家に住みたいのであれば良い住宅会社を選ぶべき
・しかし、会社選びは予算によって変わってくる
ということです。

予算が少なかったり、借りられる限界まで借金をしたり、そうまでして
注文住宅を建てる必要はないと思っています。
予算が少ない、限界まで借り入れてしまうのであれば、私は安い建売を選んでも
その人にとっては幸せなんじゃないかなーと思いました。
高性能な良い家を建てても借金地獄であれば精神的な満足度は得られませんので、
無理して良い家を建てる必要なないのではないかなーと思います。

本当は、安い建売を買うくらいなら、賃貸マンションに住む方がいいのではないかとも
思うわけです。
それでも持ち家がほしいのであれば、お仕事を頑張ったり副業で稼いだりして
最低限の性能は守って建てるべきだと思います。
(最低限の性能というのは国が定めた建築基準法を最低限クリアしたという意味ではなく
住む方が家のせいでお金や精神的身体的な健康を守れる最低限のレベルという意味です)

ですので、皆さんがもし家づくりを検討しているのであれば、建物にかける予算は3000万円は
ある方が良い家が建てられるかなと思います。(極端に小さな家でなければ)

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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