ヒートショックなどのリスクを減らしたい

警察庁によると、令和3年の交通事故での死者数は2,636人
減少傾向にありますが、年間でこれだけの方々が事故で亡くなっている事実に
胸が痛くなります。
交通事故のような「外出時に起きる事故」に対して、家庭内で起きる事故もあります。
例えば「入浴中の死亡事故」です。
消費者庁のデータによれば令和元年の不慮の溺死及び溺水による死亡者数は
なんと4,900 人で、平成 20 年の 3,384 人 と比較すると約 10 年間で約 1.5 倍に増加しているとのことです。

交通事故の死亡者数は減少していますが、入浴時の死亡者数は増加しているのです。
しかも交通事故での死亡者数の倍近くの数です。

高齢の方が増えているので、このような事故での死亡者数も増えるかと思いますが
原因はヒートショックとも熱中症とも言われております。

ヒートショックとは、冬に多くみられる「急激な温度変化による身体への負担」のことです。
室温28度ほどの温かいリビングから出て寒い廊下を通り、
さらに寒い脱衣所で裸になり、いきなり40度以上の熱いお風呂に入る。
血圧の上がり下がりが激しくなり、心臓に負担を与えてしまい、
心筋梗塞や脳卒中につながります。

また、入浴中の熱中症は長時間熱いお風呂に浸かっていると起こると言われ、
暑いや寒いの感覚がなくなり知らないうちに溺れてしまう危険な症状です。

日本の住宅は新築でもまだまだ寒く、長風呂をしたくなる方も多いと思います。

ヒートショックや入浴中の熱中症のリスクを減らすためには
冬場、家全体を温かくする必要があります。
最近でこそ、全館空調が多くなってきましたが
特殊な機械を入れて行う全館空調システムは
導入コストも維持コストもかかり、
さらには故障時のリスクにも対応が難しいことがあります。

M1 HOMEでは家全体を温かく保つためだからと言って
全館空調のためだけの、特殊で高価な機械は使わず
誰でもできる方法で設計し、基本となる性能を高めて
ヒートショックのリスクを下げています。

あまり特殊なことはせず、ポピュラーな方法で
住宅は建てるべきだと思っているからです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次